CONTROL のバックアップ(No.1)


CONTROL

インターネット上の創作小説コミュニティ『SCP財団』の世界観に影響を受けたホラー系TPS(サードパーソンシューティング)アクション。

最大の敵はパソコンのスペック。

 

前提豆知識:SCP財団とは

ネット上で世界観を(大雑把に)共有して創作されるシェアードワールド作品群のこと。

 

『Secure Contain Protect』(確保 収容 保護)を合言葉として人類の常識を外れた以上な事物を確保し、危険のないよう封じ込め(収容し)、人類を保護するという理念を持つ巨大組織の一つ。

ただし本作の世界観はあくまで『それらに影響を受けた』ものであるため、そのもののゲーム化であると思ってプレイするとガッカリするかも知れない。

超能力アクションで陣地を広げる

主人公ジェシーは子供の頃に生き別れた弟ディランの情報を求めて連邦操作局(Federal Bureau of Control)ことFBCを訪れる。

無人のエントランス(よく見るとこの時点でSCPでいう収容違反、異常存在が暴れていることがわかる)を通り抜け、たどり着いた部屋で彼女は何かに操られるように自分の頭をそこにあった拳銃で撃ち抜いてしまう。

そして謎の声に導かれるまま謎の世界を進んで息を吹き返したジェシーは銃によって新たな局長に任命され、謎の存在ヒスに侵略された連邦操作局を奪還するべく戦うことになるのだが……

 

訳の下手くそさとシナリオの作りが事故っている

本作の問題点の一つに翻訳の質の低さが挙げられるが、これと併せてシナリオをわかりにくくしているのが『プレイヤー=ジェシーではない』という点だろうか。

弟の情報を求めて進むジェシーは時折誰かに向かって独り言のように現状に対する考えを述べる訳だが、彼女の過去についてジェシー自身が語ることは少ない。

加えて彼女の過去に関するデータはそこかしこに点在していたりするため、細かい探索は必須